VercelとNetlifyを比較|ホスティングサービスの選び方

インフラ・クラウド

Webアプリのデプロイ先として人気の高いVercelとNetlify。両者は似た機能を持ちますが、得意領域とエコシステムに違いがあります。本記事では、VercelとNetlifyを比較し、プロジェクト別の選び方を解説します。

2サービスの位置付け

  • Vercel:Next.jsを開発する企業。Reactエコシステム全般に最適化
  • Netlify:Jamstackの草分け。マルチフレームワーク・Form等の機能

項目別比較

ホスティング基本機能

両者ともGit連携でPushすると自動デプロイ、PRごとにプレビューURLが発行されます。SSL証明書も自動発行で、カスタムドメイン設定は数クリックです。

SSR / Edge Functions

  • Vercel:Next.js App Router・ISR・Edge Runtimeに最適化、機能の進化が早い
  • Netlify:Edge Functions(Deno Deploy基盤)、Functionsはサーバーレスで提供

フレームワーク対応

  • Vercel:Next.jsが第一級。Astro/Remix/Nuxt/SvelteKitも対応
  • Netlify:Astro/Remix/Hugo等を含めて幅広く対応、フレームワーク中立寄り

料金

  • 両者とも無料枠あり、商用は使用量で課金
  • Vercelは「コミット数」「Bandwidth」「Function実行」など細かい単位
  • Netlifyは「Bandwidth」「Build minutes」「Function呼び出し」が中心
  • 大規模になると個別見積もりが必要

独自機能

  • Vercel:Analytics・Edge Config・KV・Postgres・Blob などプラットフォーム拡張
  • Netlify:Forms(フォーム自動受付)、Identity(認証)、A/B Split Testing

選び方の指針

  • Next.jsで作る:Vercel(互換性・性能・新機能対応で最強)
  • 静的サイト・JAMstack中心:どちらでも可。Netlifyが歴史的に強い
  • Forms / 認証も簡単に乗せたい:Netlify
  • Edge Runtimeで低レイテンシAPI:Vercel(Cloudflare Workersも候補)

他の選択肢

  • Cloudflare Pages:Workers連携、egress無料が魅力
  • AWS Amplify Hosting:AWSエコシステムと統合
  • Render / Railway:バックエンド込みのオールインワン

まとめ

Vercelは「Next.js最適化+進化の速さ」、Netlifyは「マルチフレームワーク+運用機能の充実」が強みです。Next.js中心の開発はVercel、それ以外は要件次第でNetlifyやCloudflare Pagesと使い分けるのが現実的な選択になります。